hCG(ヒト繊毛性性腺刺激ホルモン)を検出するもので、妊娠初期にhCGが急激に増加することを利用したものです。多くの方が、病院へ行く前に使用すると思われますが、妊娠を確実に判別できるものではありません。
医療用と一般用では精度が違い、残念ながら一般用は精度が劣ります。また、妊娠の確定診断とは、医師が問診や超音波検査などから総合的に行うもので、この薬はその判断材料の一つでしかないのです。
構造上は紙に検査薬を吹きかける簡単なもので、自己健康管理に利用されています。医療用は、尿糖・蛋白以外にpH・ケトン体・フィニルピルビン酸などまで検査できる試験紙もあり、一時スクリーニング検査としては確固たる地位を築いています。
ただし、検査結果が食事内容や生活条件、試験紙の保管状況などによって影響を受ける場合もあります。
医師の指示があれば一般でも購入できるようになりました。不妊症の治療や家族計画のために、排卵日を予知するのは重要なことで、子供が欲しいと切望する夫婦にとっては大きな役割を果たしています。
今後、健康意識の更なる高まりと技術力の向上によって、一般用検査薬は様々なタイプが薬局で購入できるようになるでしょう。しかし、大切なことが2つあります。
1つは保管管理と使用期限です。検査紙を容器から出しっぱなしで保管したり、高温多湿の部屋で保管していたりすると、試験制度が落ちてしまい、当てにならない結果に悩んでしまうことになりかねません。
また、使用期限はOTCなどと比べても短期になるため、気づいたときには期限切れということもありがちです。保管方法や使用期限を確認し守ることが基本となります。
2つ目は、得られた結果はあくまでも自己管理に基づくものであり、結果を確定するものではないということです。確定診断は医師の手により総合的に行われる必要があります。
便利な一般用検査薬ですが、その目的・使用法・保管法・有効期限などを十分に理解した上で利用することが必要です。